外国映画に出てくるような、大きなパントリー(食品庫)が自宅にあれば、食品のストックの整理収納に困るようなことはないかもしれません。しかし、どうすれば限られた収納スペースに食品 のストックを整理すれば、スッキリとオシャレなキッチンになるのでしょうか。
また、いざいうときのためにストックしていたはずなのに、買っていることを忘れてしまっていて、
気づいた時には賞味期限が過ぎてしまい、結局のところ破棄しなければならないというムダが生じ てしまったという経験があったのではないでしょうか。
スッキリとした食品収納を目指したい方、毎回、同じように「賞味期限切れ」という失敗を繰り返している方のために、食品のストックの整理収納のしかたをお伝えします。
これができたらお片づけ上級者!食品ストックの上手な整理収納のコツ
コツは、たった 1 つ! 「分類する」ことです。
スッキリと片付かない、賞味期限切れ等に悩む主婦の方々の食品ストックのスペースをどうして
いるのか、見たり聞いたりしていると、ほとんどの人が保存食品を分類していないと言うことがわ かりました。
「どうせすぐ使うものだから・・・」と、空いてるスペースに詰めて置いてしまうのです。そうこうしているうちに、見えなくなったり忘れてしまったりします。
分類して収納するだけで、同じ食品の二度買いや賞味期限切れで使えないということが無くなってくるのです。
保存方法に迷った時は、売り場の状態を思い出して!
食品のストックの多くは、カレーやシチュー等のルウ、インスタントラーメン、調味料、缶詰、パス タ系、粉ものです。 基本的に、どの食品も開封していないものは常温、開封したものは冷蔵庫や冷凍庫に保存します。
どこで保存したらよいのかわからない場合は、それらを購入したときにお店に売っていた状態を思
い出してください。店舗に置いてあったときに常温であったのであれば、常温。冷蔵庫や冷凍庫で あったのであれば冷蔵庫・冷凍庫で保存なのです。 粉ものはダニ予防のため、開封後は必ず冷蔵庫で保存しましょう。
収納方法・場所にも一工夫!既成概念を乗り越えて
分類できたら、それらを見えるようにして収納していきます。どんなものがいくつあるか一目でわか
るようにしておくことも大切です。また、賞味期限が見えるように食品の箱を立てて収納することを おすすめします。
ストックする食品の置き場も、分類ごとに決めておくとよいでしょう。
分類した食品をグループ毎にカゴに入れて 収納すると、見た目もスッキリでオシャレになります。
カゴを使ったり置き場所を決めたりすることで、何が足りない、何はまだあると把握することができ、
二度買いや賞味期限切れで使えないというような状態にならずに済むようになります。
賞味期限が早いものは、見やすい場所(カゴであれば手前)置くということがポイントです。一番奥に収納すると、目に入らないので見過ごすことが多くなるから注意が必要。
分類するなら3つから多くても7つまで!
分類する時の注意点を挙げるとしたら
・細かく分けすぎない事
・同じ用途のモノでグループを作る
この2点をイメージしていただくと、分類するときにイメージしやすくなります。
まず、「細かく分けすぎない事」というのは、人が覚えられるのは7項目以上は難しいとされています。分類を細く丁寧に分けても、逆に無駄が目立ったり、ストレスになることも。
あまり細かく設定せず、大まかにグルーピングしてみましょう。
これはちょっと食品ストックとは外れますが、我が家には趣味で焼き菓子を作る娘がおりまして。
(例)焼き菓子→小麦粉・粉砂糖・アーモンドプードル・エッセンス系・チョコチップ・レーズン
(例)焼き菓子用の道具→焼き型・ヘラ・温度計・包装用のパッケージなど
こんな風に用途を考えながらグルーピングして同じスペースにセット収納しています。
同様に、食品のストック方法も、メニューや用途を考えながら「分類すること」がポイントです。
まとめ
食品ストックは、分類して整理収納すること、そして置き場のスペースを考えて買いすぎないという意識にも繋がります。
全体のイメージが掴めると管理がしやすくなり、消費期限が過ぎてムダにしたり、二度買いをしたりということにも気を付けるようになるので、自然と上手に収納できるようになります。
ぜひ、食品ロス対策としても活用してみてくださいね。
おうちスタイル札幌代表 / おうちスタイリスト®️ /整理収納アドバイザー1級/整理収納アドバイザー2級認定講師/住宅収納スペシャリスト認定講師