「片付けなさい!」
なんて、子どもに言わなくても、自ら片付けてくれたらいいのに・・・と思った経験はありませんか?
今回のブログでは、特に散らかりやすい、片付けが上手くできないという、子どもの持ちものの整理収納方法をお伝えします。
子どもの持ちものの整理整頓
1 机周りの整理整頓のしかた
子どもの学習机の周りには、たくさんの物であふれかえっています。
学習に必要なもの、遊びで使うものが混在してしまって、片付いているのかそうでないのかわからないという状態になりがちです。
ついには、そこで宿題や勉強ができなくて困っているという相談を受けることもあります。
せっかく買った学習机があるのに、「そこで勉強ができない」という理由で、別の場所で宿題をしたりするのは、ちょっと問題ですよね。(寂しいから、お母さんが見えるところにいたい、などの理由であればいいと思いますが)
机周りの整理整頓のキーポイントは、「学習で使うものと、遊びで使うものに分ける」ということです。
そして、机の上や引き出しの中には、遊びで使うものは置かない、入れないということを徹底します。
学習で使うものの整理のコツ
例えば、教材をしまう時に、学校で使う教科書・ノート類の整理は、教科書だけ、ノートだけ、と分けて
立てておくのではなく、国語の教科書・ノート、算数の教科書・ノート・・・のように、教科書とノートをセットにして立てておきます。
このようにすることで、学習用具の忘れ物も少なくなります。もちろん、ランド セルの中に入れるときもセットを崩さずに入れましょう。
見栄えを意識して、ついつい教科書は教科書、ノートはノート、と整理してしまうケースがあります。
子どもの学習机においては、見栄えよりも使いやすさ重視で考えてあげてくださいね。
2 遊びで使うものを片付けるスペースを作ってあげる
遊びで使うものは学習机の上や引き出しには置かない、を徹底するためには、そのためのスペースを別に作ってあげてください。カラーボックス等、各ご家庭で使いやすい大きさの棚があるといいですね。
その棚の一段目・二段目・・・ の段ごとに、収納する物を決めます。この時、ぜひお子さんと相談してみてくださいね。
本・ぬいぐるみ・おもちゃ・パズル・・・たくさんの物があると思いますが、それぞれ分類して使う棚を決めること。決して、あれもこれもと同じ棚の中に詰め込んではいけません。
3 テレビにつないで楽しむゲーム機器
ゲーム本体とコントローラー、ケーブルなど、必要なものを 1 つのカゴに入れます。
これを、テレビの近く(後ろ にスペースがある場合は後ろに。テレビボードを使っていて、引き出しがあればその中にしまいま す。)カゴや引き出しに入らなかったゲームソフトは専用の箱などを用意しましょう。
習慣づけるための工夫も必要です。
お母さんだけがやって、「こうしてね」と伝えても、お子さんには伝わらないことが多いです。
特に、ゲームなどは男の子がよく遊ぶもの。一点集中の男の子には、お片づけの大切さをわかってほしいと悩むお母さんは多いもの。手間を少なく、さっとしまえる妥協点を見つけるなど工夫してみてくださいね。
まとめ
大切なことは、「学習」と「遊び」というものの片付けの目的を分けること、そして初めのうちは「子どもと一緒に片付ける」ということです。
永遠にということではありません。子どもが片付けると部屋がスッキリして気持ちが良いと感じることができるまで、または片付けが習慣化するまででよいのです。
一緒に片付けることで、子どもは片付けの方法がわかってきます。
そうするうちに、散らかる前に片付ける、片付けが一人でできるようになってきます。
子どもが一人で片付けられるようになるには、時間がかかるかもしれませんが、少しでもできるようになったら、褒めてあげてくださいね。
褒められることはとても大切。「明日も片付けよう!」という気持ちが湧いてくる子どもは多いです。
大人でも、認めて褒められると嬉しくて頑張る気持ちがでてきますよね。
子どもの性格で、お片づけの得意・不得意はあると思います。
「なんでこうなんだろう」ではなく、その子にあったやり方も見つかるはずです。
この片付けは、誰の問題なのか?お子さんとコミュニケーションをとれる時間にもなります。
頑張るママを応援しています!
おうちスタイル札幌代表 / おうちスタイリスト®️ /整理収納アドバイザー1級/整理収納アドバイザー2級認定講師/住宅収納スペシャリスト認定講師