3月16日土曜日、おうちスタイル・レッスン20期、2回目のレッスンが開催されました。アシスタントの渡辺がレポートさせていただきます。
レッスンの最初には、宿題の発表や、「どんな1か月を過ごしていましたか?」と振り返りをします。
- 「学習机が入り、子どもが「自分のスペースができた」と喜んでいます♪」
- 「宿題のキッチンの引き出しを片付けたら、開けた時に気持ちよくて1段の予定が3段片付けました!」
- 「しまいこんでいたティファニーのマグカップを久しぶりに使ってみたら嬉しい気持ちになりました!」
などなど、1か月の暮らしのご報告をいただきました。
大子先生は「モノは持っているだけじゃなく、使ってこそ。お気に入りの「ちょっといいもの」は是非しまい込まずに暮らしの中で使いましょう!」とよくお話されます。
お気に入りの空間を手に入れる「魔法の法則」
片付けが進むと、間に合わせで家に入れた「気に入っていないもの」を手放して、本当に自分が好きなものを「日常のもの」として選べるようになります。キッチンを片付けて、間に合わせではなくお気に入りを使い始めたら、そこに立つのが楽しくなります。日常使いに下ろしても、お気に入りのものは大事に丁寧に扱えます。「丁寧に暮している」自分は、なんだか気持ちがいい。この気持ちをおうち全体、家族全体に広げて行くのが、整理収納の楽しいところ!
言われてみれば、私も片付けの過程で「使いにくい」「そんなに好きじゃない」を手放して「使いやすい」「これが好き」というものに入れ替えています。どう使うか、どう収めるかをよく考えて買ったお気に入りは収まりもいい!収納を開けるたびに気持ちがいいのです。
今月は「お片付け魔法の法則・システム作り」と題して、どんな時に家が散らかるのか?どのようにして散らかりにくく、片付けやすくしていくのか、そのシステム作りについて、学びました。
家事を任されている人の仕事は、家族の出しっぱなし、使いっぱなしを毎日片付け回ることではなく、家族にとって「使いやすい、戻しやすい」仕組みを作ること。
片付ける時の順序は「出す」→「分ける」→「収める」
玄関、リビング、ダイニング、ユーティリティ、キッチンなど、場所別のお片付けのコツ、家族みんなが「使いやすく」「戻しやすく」するためには、家族の誰が、どこで何をどれぐらいの頻度で使うのか、どんなことを不便に思っているのか、では、その不便を解消するためにどんなことが必要なのか?ひとつひとつ検証が必要と言うことも学びました。
モノだけではなく、暮らしの中の家族の動きひとつひとつも
「出す」(書き出す、洗い出す)
「分ける」(必要なものをまとめて、無駄な動きを削っていく)
「収める」(それぞれの問題に「こうしてみよう」という対策を用意する)
をすることですっきりと整えていくことができます。
この仕組みづくりができていくと、家族にお片付けの協力をしてもらいやすくなり、家事が時短できるようになります。
次回(4/20)までの宿題は毎日の家事の書き出し。
家事と家事の隙間の「名もなき家事」まで全部出して、検証してみます。
家事を整理して、一目瞭然にすると、今まで面倒でつい後回しにしていたことも「頑張って今日やっちゃお」「今やっちゃお」に無理なく変わっていきます。
おうちも、ご自身のことも好きになっていくお片付け。いるだけで楽しくなる空間を、家の中にどんどん増やしていきましょうね。
整理収納アドバイザー / 収育指導士